コピーワンスの緩和

コピーワンスとは、1回のみコピーが可能なコンテンツもしくは仕組みのことです。コピーワンスは、デジタルコンテンツの著作権保護対策として導入されました。

 

コピーワンスでは、放送番組において放送局から放送されたコンテンツを録画する行為が1回のコピーに該当するのです。バックアップ用にコンテンツを複製することはできません。

 

仕組み上、ムーブ作業の途中何らかの原因で失敗した場合、コピー元とコピー先双方のコンテンツが失われてしまう可能性があることや、コピーワンスが適用されたコンテンツを録画するにはCPRM対応の録画機や媒体が必要であることなど使い勝手の面では問題があるためにり、見直しが進められている。

 

そんなコピーワンス緩和が具体的になってきています。コピーワンスはその名の通り、録画コンテンツを1回しかコピーできないというルールですが、これにより、地デジレコーダーの使い勝手は無制限にコピーできるアナログの時代から後退し、その影響でユーザーのレコーダーの買い控えを招いているという意見もあるのです。

 

そのため、このコピーワンスを緩和することが、総務省の指導により議論されていました。「9回までコピーできる」という案が有力になってきています。