コピーワンスの著作権

何かと話題のコピーワンスですが、その意味を知らない人がほとんどだと思います。コピーワンスの意味は、デジタル放送における「コピーワンス」すなわち、文字通り「一回だけの録画を許します」ということなのです。

 

早い話が、録画をした本人の手元には録画物が「ひとつだけ」置けるのです。ここに著作権の問題があります。要するにコピーした作品、それがレコーダーのハードディスクにあれば、その一個だけが手元に置けるのです。

 

ただしハードディスクの中身はやがて一杯になるので、その一個をどこかに移すことは可能になります。機種によって違いますが、移す先はDVD-R、DVD-RW、DVD-RAMなどの記録メディアになります。ダビングはできますが、ディスクメディアにダビングを終えると、ハードディスクの中身は消去されるため、結果的には一個だけ手元に残せるのです。

 

ただし編集は可能です。編集といっても元の内容物の一部を切り取るなど、例としてはコマーシャルのカットなど、単純なものの範囲までです。それ以上の、オリジナルの録画物に効果音を加えたり、あるシーンを繰り返して録画するといったことはできないのです。この理由は著作権重視がコピーワンスのそのものの本質ですから、視聴者が好きなように加工できないようなシステムになっているのです。